〜アジアの風にのって 素朴なぬくもり おとどけします〜

2015年9月5日土曜日

オーガニックコットンの藍染めキャップ

こんにちは。
ついにひっつめが出来るまで髪伸びっぱなしのガネーシャ店長です。
久々に長い感じですな。
ひっつめると母ちゃん(実母)に似てしまうようで家族に笑われます。
全然似てない親子だったのに、DNAってすごいわね〜(笑)
長さは足りてきたけど、問題は白髪だ...(-_-;)
染めるタイミングがむずかしいですね。

今日はKちゃんがコットンキャップの納品と一緒においしいお団子と蒸しパンの栄養も♡ありがとうございますだ。
Kちゃんはアレンジブラワーの先生でもありますが編み物の腕も先生です。
忙しい彼女にそれとなく「編んでおくれよ〜〜〜(^人^)」と頼んでいたものです。
Kちゃん、ありがとうございます。m(__)m

編み柄は二種類
どっちがお好みですか?(^^)
どちらも素敵よ〜♡

こういう試みも三代目だからね、ガネーシャ。
今までやってこなかった事でも「いいわ〜」と思ったらはじめる事にしましたのよ。
Kちゃんの編み物の腕はもう10年知ってるから自信を持ってオススメします!
今回は記念すべき第一作目。
すでにもう次回のデザインをKちゃんは構想中、わたしは妄想中、パパ@ガネーシャは素材の手配を検討中。
アジアの素敵がまた違う商品によみがえるのも楽しいことですね。
わたしは白髪隠しに藍染めのキャップ頭にのっけたい...^^;
同じお年ごろのみなさま、こういうナチュラルなの欲しいですよね〜〜〜!

糸はタイのサコンナコン県の村で作っているオーガニックコットンの手紡ぎ天然藍染めです。
オーガニックの認定を取得するのはタイも同じように厳しい基準と審査があります。
「ほんとかい?ほんとにオーガニックかい?」
わたしの悪いところでもあるんですが、なんでも鵜呑みには信じません。
これはリサーチせねばなるまい!
ということで、昨年、パパ@ガネーシャに現地へ飛んでもらったんです。
イサーン地方といわれるタイ東北部は赤土の大地がカラカラに乾き、農作物も豊富には出来にくく、タイ国内でも貧しい田舎という認識が強い地域です。
首都バンコクに行くよりもメコン川対岸のラオス、カンボジア、ベトナムの方がよっぽど近いんです。
昔から綿織物や絹織物の産地でもあります。

パパが行った村は、バンコクから国内線で端っこまで行き、そこから100km以上離れたところです。
村にはもちろん大きな産業はなく、自給自足と綿織物の製品生産が収入源です。
オーガニックコットン認定は政府が授けます。
「タイのことだから(ごめんねタイランド)、マイペンライのアンダーテーブルちゃうの?」
ほんと、ごめんなさい。m(_ _;)m
綿畑を広げるため、認定を受けるために広大な土地を休ませていました。
その近辺の畑も必然的に自然農でした。
藍はもちろん、マンゴー、ジャックフルーツなど、染料になる食物も自生のものでオーガニックの認定を受けているそうです。
藍染めの藍も自生する藍を生葉で仕込みます。
大きな甕にいくつもいくつも生葉の藍と天然灰汁で発酵させます。
それぞれの藍甕は微妙に濃さや青さが違う絶妙な色合いが生まれます。


オーガニックの綿花から綿を摘み、昔ながらの綿繰り機で綿を繰り、手回し機で色を紡ぎ、紡いだ糸は何度も藍で染め上げ、天日で乾かして織り糸になります。
そう、糸はその織り糸!
天然の藍染めはとってもいい匂いがします。
わたしたちは「藍の匂い」と言っています。
藍やその他の草木染めで何色もの織り糸が出来上がったら、今度は昔ながらの手織り機でパタパタ、バタンバタンと布が織り上がります。
一色で織り上げることもありますが、何色もの糸を使ったものや、マットミーと呼ばれる伝統の絣も織られています。
(布になったものは、またの機会にご紹介しますのでお楽しみに〜♪)

ところで、政府認定ってどういうこと?

1960年代以降、急速に経済成長を遂げている(今も現在進行形)タイは、その広い国土の中で首都圏と地方の収入格差や貧困問題が生じてきました。(こちらも現在進行形。どこの国もたいへんですね。)
タイ経済の不均衡の大きな二重構造は、タイ政府にとっても大きな社会問題です。
どげんかせんといかんとですっ!
そう思ったかどうかはわかりませんが、タクシン政権の時代にOTOPと呼ばれる一村一品運動政策をはじめました。
OTOPは「Thailand One Tambon One Product」の略です。
tambonはタイ語で村のような意味です。
農村でも山間部でもその土地には来々伝わる伝統工芸があります。
その土地にしかないものがあります。
伝統工芸を軸に地方に産業を作り継続的な雇用と収入を得るために起こした政策です。
(元になったのは日本の大分県の一村一品運動だそうです)
この政策を継続するには、厳しい基準と製品管理がとても大切です。
それらはクリアしたものが政府の認定を受けて晴れてOTOP商品になります。
バンコクの空港でもOTOPが買えます。
免税店売り場の一角にありますよ。
もしタイへ遊びにいくことがあったら探してみてくださいね。(笑)

ちなみに、パパは、その地域のOTOP会議に出席したそうです。
「初めて訪ねてきた日本人」として紹介され、製品や今後の活動について意見を求められたそうです。
逆YOUじゃないかーいっ!
やるなぁ〜〜〜パパ@ガネーシャ。( ̄ー ̄)ニヤリ

ということで、ここの村の綿織物がタイ政府認定のOTOP製品になるには、政府認定の基準をクリアしたオーガニックコットンを使わなければなりません。
ガネーシャも納得のすっごいオーガニックでした。
村の暮らしっぷりもオーガニックでした。
だから自信をもってオススメしますのよ。

@ganesha.店内、ちょっと模様替えしました。
バーンノークさんのお洋服たちも並んでいます。
他にも少しずつ秋色商品が並びはじめました。
もちろんどの子も限定数です。
気になる方はお早めにどうぞ。
そして、9月でもまだまだ暑さは残っています。
春夏物のsaleコーナーも作りました。
こちらもなかなか魅力的です。^^;
ご来店、お待ちしております。
では、ごきげんよう。