〜アジアの風にのって 素朴なぬくもり おとどけします〜

2016年3月31日木曜日

3月31日

こんにちは。ガネーシャママです。
今日は3月31日、今年がもう3ヶ月も過ぎてしまったのね〜(@O@;)
わたしはfacebookをやってるんだけど、あれって頼んでもないのに時折「過去を振り返りましょう」みたいな機能が働くようで、4年前の今日は二代目ガネーシャの最終日でした。
あれから4年も経ったのかぁ。。。
あれから4年しか経ってないのかぁ。。。
両方の気持ちが混ざり合う、なんとも不思議な感覚の朝でした。
そしてやっとiPhoneに登録されているデータの整理が出来ました。
亡くなった方も疎遠になった方もそのままだったけど、データの整理というより自分の心の整理かもしれません。
4年経って、わたしはガネーシャママやってます。
またやってる?
まだやってる?
どっちでもいいわね。(笑)
ながらく居場所がなかったガネーシャですが、ご縁あって西尾市に引っ越してるわけです。

ここは安城から近いけど、でも安城じゃない。
わたし自身がやっとこの場所に慣れたような気がする。
最近では、どこよりも店にいると落ち着く自分がいる。
通りから少し入った隠れ家のような場所と言えば聞こえはいいが目立たない場所だ。
先日、お客さまから「ココ、いい場所ね♪(^^)」と言われて驚いた。
初めて言われたような気がする。
「安城から離れてるけど、わかりにくけど、いい場所なんですかね?」
思わず聞き直してしまったわさ。(^O^;)
「いいよぉ〜!外から見えないから落ち着くし、駐車場もいっぱいあるじゃない?安城も近いし岡崎も近いし刈谷も近いし23号あるし名鉄駅も近いじゃない?いい場所だと思うわよ〜(^^)」
「そ、そ、そうっすかぁ、、、ありがとうございます。m(__)m」
ちょっとうれしいだよ。
自分じゃない人に言われるとね。
わたしは自分に「大丈夫、大丈夫。」と言い聞かせてる。
土地勘がないから今だに言い聞かせてる。
この場所でも大丈夫と言い聞かせて店を開いた。
どうやらわたしは無愛想なせいか、黙っていると何でも自信満々でヤリコナシテイルように見えるらしい。
用意周到のベクトル違いで「きっと占い師の人にいろいろ見てもらったんだよね。」と勘ぐる人もいるようだ。
あっそうなの?こういう時にに占いの人に相談するってことなのかぁ、、、と言われて気づいた次第だが、気づいたからといって何もせんけどね。(^◇^;)
どこでもいいわ、ワシ。
自分が大丈夫と思ったところでいいし、ワシが居るところがガネーシャだし、自信はないけど無駄な自信や思い込みは無くてもいいと思うし。
なんかそんなことぼんやり考えながら、ここで何をしようかの方に思考は傾く。
暖かくなったからお茶会でもやろうかな。
お点前するわけじゃないから和み会かな。^^;
わたしの基本はラブ&ピース。
カッコイイことや特別なことじゃなくていい。
当たりまえの日常を黙って支えてる女の人の和み会があったっていいじゃん?て思う。
支えてないワシは偉そうなこと言えないけど、支えてくれる人に感謝しない日はない。
ようよう考えたら、うちにお買いもんに来てくれる=茶話会みたいなもんやけどね〜(笑)
わざわざ◯◯会と言わんくてもええやろ?ってね〜(笑)
でも、三河巻、食べたいし〜(笑)
年齢層はいろいろだけど、うちのお客さまのほとんどは女の人だもんね。
うまく言えないけど、なんかちょっと楽しいことがあってもいいじゃんって思う。
そんな場所があってもいいじゃんって思う。
なんか、そう思うんだよね〜^m^
うん、なんかね、そう思うだよね〜ごきげんよう。

2016年3月30日水曜日

彩りいろいろ春夏の巻きもの(2)〜ローシルクのスカーフ

こんにちは。ガネーシャ店長です。
ヘンプのスカーフに続きまして・・・
やっぱりこれからはローシルクも素敵よね〜♡
ざっくりしてる質感ですが、でもでもローでもシルクですからシルク独特のとろんとした触感と軽さはたまらん魅力ですね!(*^^*)
昨年は元気なビタミンカラーをベースに仕入れましたが、今年はベーシックなお洋服にぬくもりの色みを差してくれるネイチャーカラーを仕入れましたよん♬

A: 小さい巾のローシルクスカーフ
お値段もお手頃なので
一枚使いでも二色三色重ねても素敵ですね。^m^


B: 使いやすい大きさのローシルクスカーフ
甘さ控えめなベリー系
オ・ト・ナじゃん♡^m^


C: ちょっと大判のローシルクスカーフ
萌黄のイメージで
さらっとまとうと素敵ですよ!^m^

ローシルクスカーフもどれも限定数ですので、お早めにゲットしてくださいませ。m(__)m

こちらもちょっと拝借して巻き巻き撮影してみました。
せっかくなので比べてみましょうかね。。。^^;

左:ヘンプ(中と同じサイズ)
中:ローシルク(左と同じサイズ)
右:小さい巾ローシルク二色重ね

ヘンプとローシルク、どちらがお好みですか?
わたしはねぇ... えぇ〜っとねぇ... う〜んとねぇ... ... ... ...
やっぱどれも好きですわ〜♡(*^^*)
巻き心地はどれも軽くてイイ!
春夏の巻きものは防寒というより、オシャレのスパイスだったり、日焼け予防だったり、汗止めだったりするから、天然素材で軽いというのはやはりありがたいものですね。

あなたはヘンプ派?ローシルク派?
何色がお好みかしら? ^m^
「巻きものって巻いてみたいけどムズカシイでしょ?」
「いつも上手に巻けなくて、、、」
「何色を選べばいいのかわからなくて、、、」
大丈夫!ガネーシャ店長にお任せくださいませ。(^^ゞ
お似合いになる色
お使い易い色
合わせ方
などなど、なんでもお申し付けくださいね。
普段はぼっさり店番していますが、実はなかなか・・・ですよ。
なんだろう?・・・って?(笑)

店頭には、ヘンプ、ローシルク以外にもいろいろな素材の巻きものがあります。
渋さとこだわりがお好きな方、藍染めも素敵ですよ〜♡^m^
彩りいろいろじゃないけど、藍染めスカーフのバリエーションも広くお取り扱いしております。
こちらは何度撮っても上手に色合いと風合いが出ませんのですわ...(_ _;)
どうぞ@ganesha.店頭にてお選びくださいませ。

まるで桜まつりのような”春物新着まつり”の@ganesha.で、みなさまにお会いできることを楽しみにしています。
ではでは、ごきげんよう。

彩りいろいろ春夏の巻きもの(1)〜ヘンプのスカーフ

こんにちは。ガネーシャ店長です。
だんだんと春めいてきましたね〜♬
わたしの地域では桜も咲き始めていますよ。
今週末あたりからお花見も楽しめそうですね。

春の陽気はウキウキしますね〜(*^^*)
日差しにもぬくもりを感じますね。
そんなイメージで色みのあるものをチョイスしたいわぁ〜と思いまして、@ganesha.では春夏向けの巻きものをご用意しておりますよん!

わたしが今回一番ハートにヒットしたのがヘンプ素材のスカーフ。
さらっと軽くて肌ざわりがとっても気持ちいいのです♡

にじいろに並べてみたよ。^m^

お目の高い人はもうゲットしています。
ターコイズブルーやミントグリーンのような爽やかなお色が人気のようです。
各色多数ございますと言いたいところですが、申し訳ございません、いつものように限定数です。(_ _;)
色が選べるうちにお早めにゲットしてくださいませ。(_ _)

うちのお洋服は着回しのきくベーシックなものが多いので、衣服の色みも黒・紺・グレイ・茶・カーキ・生成りのようなベーシックな色合いがメインになります。
季節を感じる色みを添えるといつもの着こなしにバリエーションが広がって楽しいですね。
今日のわたしは手織りのオリジナルパンツに濃紫のTシャツといういたってシンプル野郎で店番しています。
撮影にはヘンプの綺麗なピンクをちょっと拝借して巻き巻き。
 
年甲斐もなくピンクかいっ?Σ(゚Д゚)

な〜んてイケズなこと言わんといてね〜
桜も咲き始めたからね〜
年齢を重ねてるからこそ顔周りはキレイ目な色のほうがくすみがぼやけていいのさぁ〜
明るい色合いはちょっと元気に見えるしね〜ふふふっ^m^

ではではひとまず、ごきげんよう。
「彩りいろいろ春夏の巻きもの(2)〜ローシルクのスカーフ」へつづく
http://at-ganesha.blogspot.jp/2016/03/2_30.html

2016年3月26日土曜日

ゆっる〜〜〜^m^

こんにちは。ガネーシャ店長です。
うちはあんまり雑貨っぽいのはおいてないのですが、「カワイイんでないの〜♡」という子がいたらお持ち帰りします。
今回はこの子たちを連れてきました。

なんですの?コレ?

色鮮やかなこの子たち、お国はインド生まれです。
で、なんですの?
さて何でしょうねぇ〜〜〜^m^

この子たち、実は革製の貯金箱。
ガネーシャ、ぞうさん、ネコさん、、、ユルさがたまらんとですよ♡(*^^*)
なんか貯めるのが楽しくなりますねっ
ではでは、ごきげんよう。

2016年3月25日金曜日

モノもヒトもコトも・・・

ガネーシャママです。

出会うというのも偶然かもしれない。

モノもヒトもコトも。
そしてまた久しぶりに会う。
お元気そうでしあわせそうで
そんな姿を見させてもらえるわたしは
とてもしあわせものだと思ふ。
会えない間も大事にしてもらえて
アクセサリー屋冥利に尽きるしあわせなコト。
生きてりゃいろいろあるけれど
あの頃のまま留まっていない、
変化を受け入れて消化しているヒトは
みんな前とはちがうけどしあわせに向かっている気がする。
うん、そう思ふ。

モノもヒトもコトも・・・。


ガネーシャのアクセサリー+shop-ganesha+

こんにちは。ガネーシャ店長です。
今日は土曜日ではないけれど、午後からオーダーアクセサリーの予約でカリスマパパも在店でした。
ご予約いただいたのは、隣市でヨガスタジオを経営するMちゃん。
素敵で立派な女性なので、ほんとはMさんと呼ばなくちゃいけないんだけど、わたしの中では出会った時のかわいいお嬢さんのままなので...ごめんね。
10年くらい前、まだうちが初代の場所にあった時にAncientAgateでネックレスをお作りさせていただきました。
ずーっと身につけて大切にしていただいていたのですが、最近行方不明になってしまったそう。。。
どこを探しても出てこないので二代目を作りに来てくださいました。
さすが、長い間大切にしていただいていたので「どんな感じの石でどんなデザインでした?」とお尋ねしたら、ササッとイラストを描いて大きさやイメージがバッチリ伝わってきたので、パパも二代目を選びやすいように素材を揃えてスタンバイ。
今日の午後はAncientAgateと懐かしい話や、あれから今までのことなど、優しい楽しい時間が流れていきました。
Mちゃん、ありがとうございます。
また遊びに来てくださいね〜♡^m^

うちは天然石もありますが、アンティーク&オールドの石やビーズの方が実は本職です。
そんなにめっちゃマニアがいるの?
いえいえ、みなさん最初は何もご存知ありません。
でも「なんか気になるわ〜」「なんか素敵だわ〜」と感覚のどこかにヒットしてしまう方たちがいらっしゃるのです。
良いものはイイ、素敵なモノは素敵、ウンチクも効能も要りません。
ただ感覚感性に振れるかどうか、それだけなんです。
アンティーク&オールドの石やビーズでもシルバーでも天然石でも、お作りさせていただいたお客さまは、みなさん大切にしてらっしゃいます。
修理したりデザインリメイクしながら、ずーっと身に着けてくださいます。
たいへんうれしくありがたく、感謝の気持ちでいっぱいになります。
ほんとにほんとに、大事にしてくれてうれしいわぁ〜〜〜♡(*^^*)
あれからいろいろあったね〜って、ガネーシャのアクセサリーがどんな時でも誰かに寄りそって何かの力になれたのかしら?と思うと胸があつくなります。
みなさん、ありがとうございます。m(__)m
これからも素敵なモノをご紹介ご提案できるように益々精進せねば・・・と身の引き締まる思いでありんすよ。
明日は土曜日。
カリスマパパさんの在店日です。
世界にひとつ自分だけのオリジナルアクセサリーはいかがでしょう。
丁寧な仕事でお作りさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。

自分らしくあることが
きっと一番心地よくしあわせなんだろうけど
いつもいつも"らしくある"ことは出来ないこともあるし
むずかしいこともあるし
我慢しなくちゃいけないこともあるのよね。
だけどせめて身に着けるものは
小さくてもいいから、
少なくてもいいから、
どこかに
自分らしさのあるもの
自分らしくいられる勇気をくれるもの
どこかに感性を残したものが心地よいかなぁ〜
と、わたしは思います。

ではでは、ごきげんよう。
写真はわたしのブレスレット。
もう10年以上連れ添ってるAncientAgateたちです。

2016年3月24日木曜日

小さいモン族古布+革で渋かわいい小銭入れ♪

こんにちは。ガネーシャ店長です。
今日は風がつよいっすねぇ〜〜〜Σ(゚Д゚)
18時を過ぎたら一気に冷えてきました。。。
まだまだ寒さが残る3月です。

久しぶりに「カワイイわぁ〜♡」と思った小銭入れ。
モン族の古布から刺繍とパッチの部分だけを窓のように縫い付けた小銭入れ。
素材は革です。
小銭入れですからコインを入れてもいいし、飴ちゃん入れてもいいし、お薬入れにもいいよねぇ〜〜〜!
革の色チ、古布の柄チで同じものはひとつもない、一点モノが8個入荷しています。
よろしかったらおひとついかがでしょう。(*^^*)

ぼちぼちと品出ししながらオープンしてる@ganesha.。
わたしはほとんど毎日作業着です。
カレン族の村で自分で藍染めしてきたダブルガーゼのサルエルパンツにサコンナコンの手染め手織りショールをリメイクした貫頭衣...なんとも贅沢な作業着ですわね。^^;
ご来店のお客様にはご迷惑をおかけしておりますが、今だからこその「何が出てくる?」「これはおいくら?」とお買い物の楽しさも味わえますよ。
しばらくはこんな状態が続きそうな...
もしかしたら、このスタイルがデフォになりそうな...
そんなアジアの素敵なモノ屋です。

やらなくちゃいけないことがある時に限って、他事が妙に気になってしまふ。
品出しと平行して模様替えもちょいちょいやってます。
 今やらんでもよかろうが、、、(-_-;)
 だってだって、だって〜、春なんだもん!(^O^;)
ひとりで店番していると、ひとり遊びも上手くなるもんですな...(汗)
さすがにひとりで動かしてたら進まへんし、腰も痛うなるね。
昨日、どうしたもんかねぇ、、、と思ってたところにご近所のMさん登場!
「いらっしゃいませ〜」
イイトコロに来てくれてありがとう。
そっち持ってくださる?

よいしょ うんしょ こらしょ と動かして、
暫定的ですが今こんな感じになってます。
ありがとう♡Mさん!(^人^)
そして昨晩、ご来店いただいたことのあるお客さまへご案内のハガキをお出ししました。
今日明日あたりには届くかしら?

春物 新着 入荷しております〜♬
基本的にどれも売り切れゴメンの一点モノでございます。
どうぞお早めにお買い求めくださいませ。
今回、フライトキャンセルというハプニングにも遭いましたわ。
おかげで2日帰国が延びちゃったのよねぇ。。。
カレン族の村や手織りの村、氷入りビールとおいしい食べ物、バカみたいに暑いタイでの出来事、今回もネタが尽きない仕入れ旅でした。
大人の渋かわいいアジア服、スカーフ、バッグ、アクセサリー、そして旅のエピソード、場所は変わっても相変わらずのガネーシャでマッタリと楽しい時間をお過ごしください。
どうぞ西尾の@ganesha.へ足をお運びくださいませ。
みなさんにお会いできることを、わたしもとても楽しみにしています。
@ganesha.でお待ちしておりますよ〜♡^m^

ではでは、ごきげんよう。

鬼おかあ

おはようございます。ガネーシャママです。
ママには子どもという大きなオトナが4人おるのですわぁ…(^◇^;)

末っ子4号は就活生。
帰省しているがちょいちょい説明会やら企業展へ出向いているようだ。
今朝も早よからバタバタやってた。
「どこ行くん?」
「説明会」
「ほぉ〜おきばりやす。」
「あぁ就活したくねぇ〜卒業したら2年くらい留学したいわぁ〜」
韓国の学生さんみたいなこと言うてますやん…さすが末っ子、ゆとりっ子の甘ちゃんですな。(-。-;
「そりゃあ素敵なこっちゃねぇ〜イイわねぇ〜留学!留学したいなら自分で働いて行きなされ。」
「…~_~; 。。。でもさ、遊ぶのは人間の本能じゃね?」
「遊ぶために仕事しよし。自分の食い扶持と社会性を維持するために自分で稼ぎなはれ。自分の金で好きなだけ留学しなはれ。(´・Д・)」」
「~_~;…いってきます。」
「はい、行っといで。おきばりやす。」

甘ちゃんだわねぇ〜
「あ、そう。留学したいの?どこへ?」と聞いてくれると思ったんかい?
4年生前にしてこの時期に留学させるようなオカンだと思ったんやろか?
金は無いが、あっても考える時間は今まであった筈なのに今させるワケねぇべ。
この時代に鬼かもしれんが、行きたきゃ自分で稼いで行きなはれ。

小学生のとき「大きくなったらお母さんのように遊んで暮らす人になりたいです。」と文集に書いた4号さん、早よ大きゅうなりなはれや〜♡ψ(`∇´)ψ

出勤前の出来事でした。
朝からまぁまぁ…なんだかねぇ相変わらずな感じだわね。(笑)
ほいじゃまたね、ごきげんよう。

2016年3月14日月曜日

カレン族の村で その4 OTOP編

オムチョプ。
銀細工の村を出てOTOPへ行ってみたガネーシャママです。

OTOPはタイ政府の国民生活向上政策のひとつで「ワン タンブン ワン プロジェクト」の頭文字です。
日本風に言うなら一町一品、一村一品運動って感じですかね。

何度も言っていますがタイは広い。
極東アジアの島国日本の北海道から沖縄まで全部合わせた面積の約1.4倍、人口は約6700万人。
国土の半分は農地で農業従事者は人口の半分以上です。
都会の人口密度は高く、田舎はのんびりとしています。
そして格差社会に加え、昨今はごたぶんに洩れず学歴社会でもあります。
農村地帯の生活向上政策のOTOPは、元々タイ人である農村が対象だったようですが、最近は少数民族の村もリーダーが出現して特産品を出品するようになりました。


銀細工の村から少し行くと、別世界かと思うような素敵な建物が現れました。
ここは観光客向けの綺麗なOTOPショップ。
中にはショーケースに並んだカレンシルバーやカレン布で作った貫頭衣、サロンスカート、ショールや簡素な布バッグが販売されています。

こんな奥地までどなたはんが来ますの?

主にバンコクからのタイ人観光客だそうです…びっくりぽんやね〜!(゚o゚;;
ずーっと前はタイ人にタイ人と認められず「山の人」と差別されてきた少数民族や、同じタイ人でも「田舎の人」と区別されて、ぞんざいな扱いを受けてきた村々に、今は都会から観光客が訪ねてお買い物してくれる時代なのよね。

北タイでも東北のイサーン地方でも、同じような現象が起こっています。
そしてバンコクでは頻繁にOTOPエキシビジョンが開催されている。
村から物品を運んで販売して収入を得ている。
でも、みんな村に帰っていつもどおりの昔ながらの暮らしの中で染めたり織ったり、銀細工や木工細工したり、農産物を収穫して加工食品や製品を作っている。

バンコクで暮らしませんか?
都会に憧れませんか?

何処へ行っても愚問を投げるわたしを許してね。
彼らの答えはみんな一緒。

都会は暮らせないよ〜村がいいよ。
食べ物も新鮮で美味しいしみんなで助け合ってハッピーに暮らしてるから。(*^^*)

故郷ほど素敵な場所は無いようです。
sweet home sweet village
うらやましい限りです。



カレン布を織っていました。
「これは刺繍じゃないの?」って良く訊かれますが、刺繍ではないのです。
織物です。
東北部からラオス一帯でも柄を織り込む技法があります。
ラオス織りと云われるものですね。
ラオス織りと良く似た技法ですが、カレン布と呼ばれるカレン族の布は色鮮やかな糸で独特な文様を織り込みます。
その文様には意味があったようですが、今では技法だけが残ってその謂れを誰も知りません。
残念だけど、技法が残っているだけでも素晴らしいことですね!



布と銀細工の村で出会った女性たち。
アジア女の強さと優しさがここにもありました。

みなさん、ありがとうございます。
ダブルダブルダブル〜♡(^人^)

深く感謝と御礼を述べて再会を約束して村をあとにチェンマイへ戻る。
「いつでもココで暮らしなさいよ。アナタ向いてるから。(^^)」
ありがとうございます。
いろんな意味で向いてるのよね…田舎周り専門だからねワシってばさ。(^^;;

汗だくだくで恥をかきかき体を使って体験したこと経験したこと、
目には見えないけど形には何も残らないけどココロの奥が震えるような感覚感触、
どちらも忘れず胸に刻んで日本へ帰ります。
お茶会&お話会、いつかやりましょうかね〜と思います。
ブログはほんの一部ですものね。
小ネタ大ネタ、タイとネパールなら尽きませんよ〜♪(^^;;

ではでは、このブログを書いているのは3月14日の朝。
今夜の便でチェンマイを離れ日本へ到着するのは明日の朝。
発送した荷物が届いたら商品チェック。
@ganesha.に新着並びますよ〜!
今週の金曜日からオープンの@ganesha.で、みなさんにお会いできる日を楽しみにしています♡
ではでは、ごきげんよう(^^)

カレン族の村で その3 銀細工編

オムチョプ。
食事のあとは、車で30分ほど離れた銀細工の村へ行くガネーシャママです。



カレン族ですもの、そうです、カレンシルバーを作っている村です。
昨今カレンシルバーには…
もしかしたらプレスで刻印付けてんじゃないの〜?
工場で大量生産してんじゃないの〜?
カレン族じゃない人が作ってんじゃないの〜?
疑惑がわたしの中にありました。
深く関わっていながら手垢のついた邪な勘ぐりをしてしまった…(>_<)
ごめんなさい。ほんと申し訳ない。。。
と土下座するくらいの手間ひまかかる手作業を村中でやっていました。
少なくともここの村はわたしの知っている昔ながらのカレンシルバーです。

村のリーダーに「オーダーしてください。」と頼まれてしまった。
昔のパーツがどうしても欲しくなったら前向きに検討しちゃうわね。^^;

昔と違って、どこの少数民族も暮らし向きは良くなっています。
良くなっていく過程は、民族によっても同じ民族間でも地域や村々で違いがあります。
オーガニックな農作物を作ったり、
若い衆が都会で仕事を見つけたり、
手仕事から離れてしまう村も多いですが、ここら辺りのカレン族はカレンカーォと呼ばれる白カレンの村々はまだまだ手仕事を次の世代に残しています。
無駄に都会に憧れるような事はなく、テレビも自動車も自転車も持っている家庭が多いのに、伝統的な家屋で文化を大切にして暮らしています。

チェンマイやバンコクで暮らしたいと思いませんか?

失礼を承知で訊いてみた。

こんなに広い土地で家もあってカレン族として暮らせるのにどうしてそう思うの?

そのとおり!
仰るとおりでございます!
愚問を投げてごめんなさい。
何か必要な物があったら今度運びますが…と言いかけて、これもここに暮らす彼らには無駄な配慮だと思い黙ってしまった。
だってとても幸せそうなんだもん。
必要な物はあり、必要じゃない物は要らない。
足るを知っていらっしゃる。
老いも若きも男も女もね。
心が満たされることが人間にとって一番豊かなこと。
頭では分かっていてもそれが一番難しいというのも、ここら近隣の村人を見れば「ただの刷り込まれた思い込み」に気づくのも一目瞭然。

なんでだろう?
どうしてここらの人たちは穏やかなの?

元々の気質かもしれません。
その気質を作る要素のひとつにカレン仏教があるのかもしれません。
以前、少数民族はそれぞれ信仰するものがありました。
自然崇拝のアニミズム系だったり中国系道教の流れだったり。
それがいつしかクリスチャンになった事例は有名な話です。
人権尊重のボランティア団体の母体の布教活動の賜物ですね。
でもタイ仏教のお坊さんの中にも彼らの事を案じて活動する人もいらっしゃったのですよ。
タイ仏教にカレン族の文化慣習を尊重して広まっていつしかカレン仏教と云われ、彼らはみな仏教徒です。

思いやり
足るを知る
分かち合う

彼らの心の豊かさのベースが暮らしにあるのも、なるほどぉ〜と納得しましたわ…ホンマに邪ぶっこいてごめんなさいです。。。(>人<;)

その4へつづく。

カレン族の村で その2 手織り編

オムチョプ。
オムチョプはカレン族の言葉、カレン語でこんにちは。
村ではタイ語通じる率、超〜〜〜低し。
言葉も暮らしもまだまだ残っていて、ちょっとうれしいガネーシャママです。

染めをする前に持参したサルエルパンツを浸している30分の間に、手織り糸のタテ糸の準備。
今回わたしはタテ糸に黒檀染めの茶とグレイを選びました。
機織り機ではなく原始的な地機織りでショールを織ります。
すべて見て覚えます。
先生は年季の入ったカレン族の衣装がとてもよく似合うカレン族のおばちゃん。
先生はササっとやるのよね〜
ま、当たり前だわね〜
タテ糸の準備、コツが分かればわりとスイスイ出来ました。
それを織り場に引っ掛けて、手作りの仕掛けで手作りの腰ベルトで自分の体を使って力加減を調整しながら織ります。
縦糸を上下入れ替えながら、その都度ヨコ糸を滑らせてトントン。
タテ糸を引っ張ってトントン。
入れ替えて滑らせてトントン。
色を変えて良かったわぁ〜
そうでないと上か下か分からなくなってしまう…(>_<)
不器用か?ワシ?
と先生との速度の違いに愕然とする。
ほんの10cmも織れてないのに汗だっくだくで時間切れ。
あとは先生が織り上げてくれました。
ダブルダブル〜(^^;;
ダブルはカレン語でありがとう。
たいへん感謝申し上げますっ!(>人<;)




今回はカレン族の村を3箇所訪ねます。
一日では足りない…(>_<)
染めと織りのあと、ごはんをよばれました。
昔ながらの高床式のカレン族の家は2階に台所があります。
用意してくれたごはんは、わたしが織ってる間に染めの方の先生(ワシよりずっと若いおにいさん)が作ってくれてた。
辛くないバージョンだった。
ウィナ〜!!
カレン語でおいしい!!
でもカレンの人もコレ食べてはるの?
オメー アライ ナ?
オメーはごはん食べるのカレン語。
アライ ナはタイ語で何。
先生はこっそりカレンごはん食べてはる…食いしん坊万歳なワシはそっちもよばれる。
うぅー辛いねぇ〜!!
でもウィナウィナ!!!!
食べっぷりがいいので生ニンニクと何かの草も食べてみなはれと言われ、遠慮なしにいただきました。(^人^)


ごはんを食べながら先生が言う。

アナタ、スジがいい!
染めるの上手いですよ。
織りも覚えが早いですよ。
ここで暮らして染織しませんか?

先生、リップサービス上手いわね。
ありがとうございますだよ〜(^人^)ダブルダブルダブル〜♡
でも自分でも、もしかしたら上手くないか?ワシ?と思うわ。(^◇^;)
昨年行ったサコンナコンでは機織り機で手織りをした。
それより地機織りの方がずっとやり易い。
もうちょっと時間かけて仕組みを完璧に理解したら日本に帰っても自分で織れそうな気がするもんね。
なーんて冗談を言いながら、今度来た時は料理も教えてくだせぇと頼んでみる。
いいよ〜だから1週間でいいからここに住んでやってごらんよ。
大歓迎だよ〜アナタうまく出来るよ〜*\(^o^)/*
…って、軽くスカウトされてるわね。笑笑笑

食事のあと、わたしは先生を質問攻めにしてしまう。
なんで?
どうして?
いつから?
どこで?
どうやって?
誰が?
見るもの全てが5W1Hだもんね!
めんどくさい奴でごめんね。
ひとつひとつ分かりやすく説明してくれた先生方に感謝申し上げまする〜。

その3へつづく。

カレン族の村で その1 藍染め編

こんにちは。ガネーシャママです。
土曜日は早朝から出発して車でチェンマイを南下すること2時間半、山の中のカレン族の村々へ行ってきました。

まずは染めと織りの布の村で勉強させてもらいます。
レクチャーだけでなく染織の貴重な体験をさせていただきました。


ここの村では藍の生葉から泥藍を作ります。
藍は自生してますから…うらやましい環境ですね。
生葉をえ3~4日、山の湧き水に浸します。
水道水は無いので必然的に湧き水なのですが、仮に水道水があっても湧き水でなければダメだそうよ。
やっぱり塩素とか入ってるといかんらしいね。
浸し終わった藍は捨てるんですって。
浸した水5リットルに付き石灰の小袋を2袋入れて10分くらいかき交ぜ続けて一晩置くと上に藍色の塊が出来ます。
下の水は捨てて塊をすくうとこれが泥藍というわけです。


今回わたしは日本で柘榴で染めた時と同じダブルガーゼのサルエルパンツを持参しました。
染める前に本当はしっかり洗って一晩湧き水に浸しておくのが良いのですが、時間の都合30分ほど浸してから、いざ藍染めです!
染め液は、バナナの葉の灰と湧き水で作った灰汁と泥藍を柄杓一杯を空気を含ませて泡立たせて使い続けているものです。
蓋を取って最初にカップ一杯分をすくっておきます。
そして染め液に浸けてよく揉む。
最初は青緑色です。
いい頃合いで絞って干します。
そして染め液に最初にすくっておいたカップ一杯と柄杓一杯の泥藍を入れて、カップで上から下へ液を落とし泡が立つように交ぜておきます。
少し乾いたらまた同じ工程で染めること4回。
1回目、2回目、3回目と染めムラをチェックしながら揉み込みました。
最後に絞り終えて干す時は、どんな風合いに出来上がるかワクワク♡(*^^*)

さてさて、乾かしている間に次は手織りが待っている!

その2へつづく。

2016年3月11日金曜日

無事発送完了せり!(^^)ゞ

サワディーカー。ガネーシャ店長です。
本日金曜日、やっとこさ発送完了。
わたしと同じ頃荷物も到着するでしょう。
今日は冬日で寒いと聞きました。
チェンマイは毎日38°C超えです。
温度差に負けず火曜日早朝セントレア到着予定です。
来週の金曜日から西尾のお店@ganesha.オープンします。
お近くの方、どうぞどうぞお越しくださいませ。(^^)
新着も並びますよ〜♬
何が来るかな、何があるかな、うふふお楽しみに〜!(*^^*)
わたしはみなさんにお会いできることがなによりうれしいです♡遊びに来てくださいね〜(^^)

今日は日焼け止めを塗り忘れて炎天下歩いてました。(>_<)
日焼け止め塗ってもすぐに汗で流れてしまうのですけどね…笑
日本では歩くこともせず出無精極まりないわたしですが、ここでは歩かねばなりません。
歩くことがヘタクソなので荷物は背負います。
首には手ぬぐい巻いております。
けっこうなヨレ具合ですね…昨日ソンテウに乗ったらプラ板に映る自分に笑えてしまった。。。(^^;;



明日はチェンマイを出てランパーンの村へ行きます。
地図だと近くに感じるけど、タイはとても広いんです。
実はわたし、昨年から手仕事とスローライフが残る村を訪ねるフィールドワークを始めました。
急速に発展していくタイ社会なので、素敵なものがいつの間にか消えてしまうかもしれないという危機感もありますが、失われる前に残していく方向性もあるのでは?と思うのです。
少数民族の若い世代の人たちは、タイ社会の中でアイデンティティを失わずに生きる方向性を見出しています。
自分たちの持っている良さを最大限に活かした取り組みをしているようです。
残念ながら手間と時間のかかる手仕事を残していくことは出来ませんが、これからの社会で生きていく術を見つけていくのはとても大切なことです。
アジア屋さんとしてはちょっぴり寂しいけれど、それ以上に彼らの暮らし向きの方が大事です。
彼らと縁のあった者として、これからの若い世代の活躍を楽しみに見守っています。
少数民族に限らずタイの農村の暮らしも以前とは変化しています。
格差社会といわれる中で良さを残してこの時代を生きる。
アジアの素敵なモノたちがどのように生まれ育まれていくのか、それは根のある暮らしの中にあるように思います。
タイはほんとに広い。
日程によっては無理な時も場所もあるけれどフィールドワーク続けていこうと思います。
なんて物好きなっ!
学者でも調査員でもないのにねっ…汗
でも、わたしなりに理由があるんですわ…
だってさ、うちは「アジアの素敵なモノ屋さん」じゃんね〜♡ほほっ(*^^*)

ではでは、ごきげんよう。

2016年3月10日木曜日

Let it go~♬ ( ´▽`)ノ

おはようございます。
ガネーシャママです。
わたしのチェンマイの宿はゲストハウスですがドミトリーじゃなくて個室。
エアコンなしファン付きでテレビと冷蔵庫とシャワー&トイレ付き。
着いて2~3日してチャンネルいじってたら、なんとNHK総合がリアルタイムで入ってるのに気づく。
びっくりぽんやねー⁉︎ (◎_◎;)
おかげさまで早朝よりほんまに「あさが来た」ですわ。
タイと日本の時差は2時間。
今朝は千代ちゃんの初恋からの草笛光子さんの白髪、6時からNHKみておりました…^^;

草笛さん、やっぱり素敵な白髪だなぁ〜
おいくつだろう?とググったら1933年生まれだそうね。
スッゲェおばあちゃんだと思ったらワシと31才しか違わんのかいっ…(^^;;
そうかぁ〜
そういうことかぁ〜
そうなんだよねぇ〜
「そう」にはいろんな意味がありますが小さく葛藤して、やっぱり今年は染めるのやめてみようと小さく決心。
そういうことだけど
そうしないと
そういうことだから…ナ カー(≧∇≦)

わたしは若い時からとても白髪があり、顔周りの生え際は特に多くて若かっただけに悩みのタネだった。
だから早くから毛染めしてました。
色もイロイロやったし後半はブリーチで全体の色を抜いて根元の色が濃くてもあまり目立たないようにしてました。
トコロさんやたけしさんや松っちゃんが金髪なのも最初は多分同じ理由じゃないかと思うわ。
でも、ある日ブリーチしてたらアレルギー性の蕁麻疹が出てしまった...(°_°)
それ以来、金髪もやめて刺激の少ない毛染め剤で染めてもらてた。
白髪はどんどん増えていくので染めても染めても追っつかない…そりゃそうだわね50過ぎてんだから。
髪の色や量は持って生まれたDNAが多分に作用してるんだと思うわ。
生活習慣とか食べ物や薬剤も影響するというけど、わたしの場合は小さい時から明るい色だった。
高校生の時は「染めてないなら親の証明持ってこい」と先生に言われたし。
20歳を過ぎた頃から白髪が出始めた。
そんな経緯もあって、アジアンビューティーな黒髪に憧れ続けても到底自分は無理なのですよ。
黒髪への憧れも毛染めももうやめて、ありのままで受け入れていくわと昨年末に決めて、新年を迎え今日に至っておるわけです。

それでもいちおう接客業だからさ、化粧もせんのに白髪のままでいいんかい?
と、自分の中で葛藤は日々あるわけですよ。
個人的に実年齢より上に見られることは抵抗もなく、むしろウェルカムなんだけど、でもいいんかい?ってね。
でもまたいつアレルギーが出るか分からんし、白髪は白髪でいかんですかの?とも思っちゃうし。
どこかで受け入れないと永久にイタチごっこ。
まぁそろそろいい頃合いじゃないの?と思うわけです。
誠に勝手でどうもすみません。

しかし笑えるのは、ワシを長いことご存知の人は金髪の方がイメージ強いらしく、普通の色は似合わないらしいので白髪が伸びて増えてきてもあまり違和感はないそうだ。
そんなもんよね〜
結局は自分の中だけのジタバタってことね。
まぁ今年は染めずにいってみるよ。
これはこれでお楽しみにだわね〜(^_-)

というわけで、そろそろ出動の時間だわ。
今日も暑くなりそうなチェンマイです。

ではでは、いってきます。




時事憂論

こんにちは。
ガネーシャママです。

どんどん暑くなっていくチェンマイ。
今日はお昼に今回はじめてのクィッティオ食べた。
クィッティオってなんですの?
米粉麺の麺料理ですが、料理というより安くて手軽に食べられる軽食。
タイの人はあまり大食いじゃないようですが、暑いから一回のごはんは少量だけど、フルーツやスィーツはよく食べるようです。
暑いので屋台のような食堂で、休憩がてらのクィッティオでササっとすませて、水やアイスコーヒーを飲んでしまう…そうするとやっぱ身体によくないわね。
夜はお粥とあったかい紅茶をめずらしく屋内でいただきました。
朝のお粥屋台の倍値(90バーツ)もするけど、夜のお粥は胃にやさしいわね。
毎晩ビール飲んでると思った?
そんなことないっすよ〜3~4日に1回くらいじゃないかい…?(^◇^;)


欧米人のことをタイではファランという。
チェンマイはファランのおっさん(おじいさん)とタイ人のおばさんカップルがとても多い。
オネエチャンよりおばさんが多い。
ファランにはベッタベタな北タイのおばさんが好まれるようだ。
子どもも作ってファミリー化しているカップルも多い。
どっちもヤリよるねぇ〜
でも冷ややかに見てる人も同じタイ人の中には多い。
「金と体の関係だからねぇ…ファランはいつ帰っちゃうか分からんし新しい女も作るから、婚外子ばかり増えてタイ社会の問題のひとつよ…」などと世間話してると聞こえてくる意見だ。
婚外子はタイ人同士でも多かろうに。。。
ま、ファランはおばさんも好きだが少年もお好きなようで、数人はべらしてるじいちゃんや昼の日中からイチャつくおっさんも見かける。
日本のおっさんは若い娘の方がお好みらしいが不用意に外など歩かないようだ。
でも自慢はしたいらしく、日本人同士おっさんが寄り合うと大きな声でその手の話を耳にする。
ギラギラ「ソープランド」とちゃんと看板カタカナで書いてあるもんね…(-。-;
よりビジネスライクな金と体の関係だわね。
そういやぁ「女の子(買う)なら今カンボジアがエエよぉ〜」と日本のおっさんが情報交換してたわ。
お盛んな人はどこの国にも居って、どこの国にも行くんやの。。。
エロ産業は儲かるらしい。

馴染みの店で「ママはカンボジア行かないの?みんなチープだから喜んで行ってるみたいよぉ」と訊かれる。
「いやいや、ワシはタイだけで手一杯よ。今から一から始めるほど若くないし、まだまだタイでも勉強することいっぱいだもんさ…^^;」と答える。
もちろんエロの話じゃなくて仕事の話だわね。
タイは経済成長も物価上昇も大きいので、日本の業者さんもタイから離れてより安いところへ散ってるらしい。
インド、ビルマ、カンボジア、ベトナムへ業者も観光客もずいぶん持ってかれてるって愚痴をこぼしてる。
その代わりと言っちゃなんだけど、中国人の業者も観光客も増大してる。
これもタイ社会の問題のひとつらしい。

このご時世を憂うのはワシもタイの人も一緒のようだ。
「どこの国にもその国ならではの魅力がある。
でもこんなに早くグローバル化して発展してしまう21世紀だから、そのうちどこの国も似たような都会になっちまうんじゃないの?」って拙いボキャブラリーで諦めに近い慰めを言ってみる。
魅力は魅力で上手に保守して財産にするのがよろしいと思うが、後発で発展する国ほど守るべき文化と慣習を捨て去るのも早い。
先進国と呼ばれる国々の懐古主義や自然派崇拝はその歪みの表れじゃないかと思うし。
「カンボジアもベトナムもそのうちタイと変わらない経済成長を遂げちゃうんじゃない?
ラオスみたいに中華化も激しくなっちゃうんじゃない?
タイは少なってきたけどまだまだ守ってる文化があるじゃん!」
「…そうだね〜。ずっとチェンマイに来てね!」
「OK!もちろんだわさぁ〜^^;」
などという話をあちこちでする今回の仕入れ旅、慰めまくりざますよ…。
がんばれ、愛しのアメイジング♡タイランド‼︎

ではでは、ごきげんよう。

2016年3月9日水曜日

いつも歩く道に…♡

こんにちは。
ガネーシャ店長です。
仕入れ旅もいよいよ後半の終盤戦。
長いかなぁ〜と思った日程ですが、いやいやどうして…時間に追われ予算に悩む日々ですよ。。。
いろいろ限られた中で決めることばかりが続いています。
もし、同業者の人がご覧になっていたら「そうそう、わかるわかる〜(^^;;」だと思います…ほほっ。
来るたびに新しい発見と出会いもあり、ご縁に感謝です♡

毎日歩く通りがあります。
キョロキョロしながらだったり、急ぎながらだったり、でもいつも汗だっくだくです。
「ひゃー暑いわぁ〜(>_<)」と立ち止まり反対側から見てびっくり!
素敵な建物だったんだねぇ〜♡
慣れというのは時に感覚を鈍らせるものですね。
角度を変えて視野を広げて…
何事も初心忘るべからず。
肝に銘じて今日も歩いています。

ではでは、ごきげんよう。




2016年3月7日月曜日

手織りの村から その3

手織りの村からガネーシャ店長です。
日本から来た初めましてのわたしと工房のみなさん、最初は双方緊張で笑顔も固い。
でもでも、「言葉の壁<熱意・興味・愛」これは本当に鉄板で鉄則だと実感しました。
ひとつひとつの作業工程をみんなで手取り足取り教えてくださる。
おかげさまで有意義な時間を過ごすことが出来ました。
マダムと工房のみなさんに感謝です♡♡♡

もちろん自分の興味だけで来訪したわけじゃない。
リサーチとお勉強した後は仕事の話になる。
今回は生地で買い付ける事にしました。


こんなに肌ざわり良くて優しい色合いなら、着心地のいい春夏向きアイテムに変身させなくちゃね♪♪♪
「baan rak」の商品になりますよ。
民族布・ダブルガーゼ・手織りもの、毎日着たくなるようなアイテムを増やしていく予定です。
大量生産出来ないのは、ひとつひとつが手仕事だから。
根っこの張った暮らしを守る人々が、大事に受け継ぎ今も大切にしている生きる術がアジアの素敵なモノには溢れています。
それをどう表せば良いのか…
わたしは、ずーっと「素朴なぬくもり」と表現してきました。
身近に置いたり身に着けて、本当に感じる事が出来ると思います。
でも「素朴なぬくもり」って何でしょう?
どう感じるのでしょう?
それにどんな作用があるのでしょう?

癒される
優しい気持ちになる
シンプルに考える
丁寧に暮らす
身近な人々のことを思いやる
何気ない日常を大切にする
自分と向き合う
生きることを三昧に生ききる

言葉にすれば幾つも幾つも連ねられるけど、それは一片の淡いカケラのようで、連ねれば連ねるほど陳腐になっていく。
消えそうで、そしてまた何かの拍子に思い起こすような…。
すべては同じ道の上でつながっていて、言霊は内部を満たす言の葉のカケラでしかないかもしれない。
上手く言えないわたしは、いつも心の底からラブ&ピースです。
アジアの素敵も
素朴なぬくもりも
すべては自分の周りとリンクしてシンクロするやわらかく広く深く…
「baan rak」そんな心地です。


 

写真は工房にあるタイの古民家。
「baan rak」の「baan」はタイ語で家という意味も持ちます。
「rak」は愛に繋がる意味を持ちます。
時代と逆行するようなすべてが循環するスローライフの中に佇む古民家。
わたしのイメージする「baan rak」もこんな感じでありまする。

ではでは、ごきげんよう。

手織りの村から その2

やっと目的地に着いたガネーシャ店長です。
そうね、確かに手織りなんだけど、でもここにあるものは探しているモノとはちょっと違う。
やっぱりそうね…よくあることよね。
「わたしが探しているモノはですね…」と説明する。
手織り草木染めの工房(factory)を教えてもらってまたしばらく走る。
のどかな道がつづくわね〜




教えてもらった地図?を頼りにやっと工房に到着。
リーダーのマダムはずいぶんお年を召していらっしゃる。
年季の入ったスタッフたち。
糸、染め、織り、尋ねたいことがいっぱい!
ひとつひとつ、作業工程を見せてもらってゆっくり話しを聞く。



生成りの糸を染める。
こちらの工房は細い糸を天然染め(草木染め)をして布を織る。
要望があれば化学染料で染めた糸でも布を織るが、その場合はすでに染めてある糸を買う。
工房では天然染めしか行わない。


樹皮を煮出して染めた様子。
温度を測ることもなく、水の量をきっっちり測ることもなく、長年の経験と勘で自然の色を引き出す。
おばあちゃんの作る家庭料理のようね。

 

これはたぶん花梨だと思います。
浸水時間の長さによって、ピンクっぽい茶色の濃淡が出ます。



染めて乾かした糸を色別に糸車で巻き取る。
こちらの工房は強い色みの天然染料はあまり使わない。
自然の色は優しい微妙な色みになるので巻き取りも難しかろう。。。


巻き取ったら、次は機織り機にかけやすいように糸の色みや数を調整する。
自然の色のグラデーション、
チークの台ととても良く合う。
ためいきが出ちゃうほど美しい。


数を数えたらいよいよ機織り機に糸を掛け渡す。


機織り機には織り途中の糸と布地が…
コントラスト強さから化学染料の糸だということがよくわかります。


どんな糸であろうと手織り作業に変わりはありません。
細い糸を横に渡す仕掛けが、アナログなオートマチック。
よく考えた仕掛けです。
足も交互に踏み替えて、リズミカルに動く。
細い細い糸が、縦に横に交差しあって巾広の一枚の布に姿を変えていく。

元々は田舎の農閑期の女たちの仕事。
織りあがった布は市場で現金収入に変わる。
サロンと呼ばれる腰に巻くロングスカートになったり
ショールやスカーフになったり
貫頭衣になったり
腰ひもを付けて結ぶタイパンツになったり
赤子を抱く袋にもなったり
アジアの国々はどこも似ている。
産物同士が賑やかにわく市場で売る分もあれば、呉服商に頼まれて反物も織る…戦前の日本も似たような生活があったように思う。

近隣の住民の生活に無くてはならない産物である布が、今では村や地域の特産品として国内国外を問わず、興味のある人を引き寄せている。

わたしが訪ねた時、バンコクから来たというリッチな親娘が現地ガイドを引き連れて工房へ直買いに来ていた。
やっぱりタイの人でもガイドがいないと辿り着けないような村だったのね…(^^;;
我ながらムチャぶり至極な熱量と行動力に呆れると同時に笑えてしまった。

まだまだつづくフィールドワーク。
ほほっ、ごきげんよう。

手織りの村から その1

こんにちは。ガネーシャ店長です。
日曜日の朝、着替えもせず部屋着のまま、宿のロビーでインスタントコーヒーを飲みながら今後の予定とにらめっこ。
やっぱ今日しかないわ!
そう決めた時、外に赤バスが停まった。
運転手が降りてきて、いつもいるサムローのおっちゃんと喋ってる。
お、チャーターじゃないのね。
これはチャンスやん!
朝から金と時間の交渉をする。
ヨゴレな仕事も自分でするのよ〜
ざっくり行き先と予定を告げると吹っかけない金額を提示したので交渉成立。
支度するから1時間後に出発ね!と言って部屋に戻り準備をする。
個人的な支度はものの10分もあれば良いけれど、初めて行く場所だからいろいろチェックして、せっかく行くのだから忘れ物もないようにね。
きっかり1時間後、宿を出発。
目指すは手織りの村、go to Lamphun!


古いなぁ〜とは思ったけど、やはりオンボロの赤バスの助手席に乗る。
軽く自己紹介して、わたしの目的が観光じゃないことを念を押す。
これ先に言っとかないと、不愉快な思いをした事が何度もあるからね。
ドライバーのおっちゃんはワサンさん、59才。
目的を納得したようでサポートなら任せろ!と言ってくれた。
ありがとうね〜(^人^)
でもなぁおっちゃん、前歯無いし方言キツイし英語もダメみたいだからなぁ〜と不安はあるが、出来る限り頼りにしようと思っただよ。
何でも誰でもそうだけど、信頼関係無いと特に仕事は成り立たんもんね。
今日の目的の為に雇った大事なアシスタントやもんね。


ランプーンへつづくこの道は何度通ってもワクワクする大木の並木道。

やはり年季の入った赤バスはシートベルトが付いてない…
道すがら車内がオフィス化していくわ。

1時間ほど走って、さてここからどう行くよ?となった時、おっちゃんの活躍の番がきた。
人に尋ねたり、電話して確認したりしながら2時間弱で目的地到着。
メールでは英語でコンタクトしていたけれど、やはりタイ語しか通じない。
めげちゃいけねぇ〜
為せば成る、為さねば成らぬ何事も!
最初から触覚嗅覚のアンテナ張って探し回って始めた。
年数を重ねると楽なやり方も覚えるけれど、自分で経験した事しか身につかないし自信を持って商品を提供する事も出来ない。
熱意があれば言葉よりもっと深いところでシンクロする。
初心忘るべからずや!

その2へつづく。
ごきげんよう。