〜アジアの風にのって 素朴なぬくもり おとどけします〜

2016年3月14日月曜日

カレン族の村で その4 OTOP編

オムチョプ。
銀細工の村を出てOTOPへ行ってみたガネーシャママです。

OTOPはタイ政府の国民生活向上政策のひとつで「ワン タンブン ワン プロジェクト」の頭文字です。
日本風に言うなら一町一品、一村一品運動って感じですかね。

何度も言っていますがタイは広い。
極東アジアの島国日本の北海道から沖縄まで全部合わせた面積の約1.4倍、人口は約6700万人。
国土の半分は農地で農業従事者は人口の半分以上です。
都会の人口密度は高く、田舎はのんびりとしています。
そして格差社会に加え、昨今はごたぶんに洩れず学歴社会でもあります。
農村地帯の生活向上政策のOTOPは、元々タイ人である農村が対象だったようですが、最近は少数民族の村もリーダーが出現して特産品を出品するようになりました。


銀細工の村から少し行くと、別世界かと思うような素敵な建物が現れました。
ここは観光客向けの綺麗なOTOPショップ。
中にはショーケースに並んだカレンシルバーやカレン布で作った貫頭衣、サロンスカート、ショールや簡素な布バッグが販売されています。

こんな奥地までどなたはんが来ますの?

主にバンコクからのタイ人観光客だそうです…びっくりぽんやね〜!(゚o゚;;
ずーっと前はタイ人にタイ人と認められず「山の人」と差別されてきた少数民族や、同じタイ人でも「田舎の人」と区別されて、ぞんざいな扱いを受けてきた村々に、今は都会から観光客が訪ねてお買い物してくれる時代なのよね。

北タイでも東北のイサーン地方でも、同じような現象が起こっています。
そしてバンコクでは頻繁にOTOPエキシビジョンが開催されている。
村から物品を運んで販売して収入を得ている。
でも、みんな村に帰っていつもどおりの昔ながらの暮らしの中で染めたり織ったり、銀細工や木工細工したり、農産物を収穫して加工食品や製品を作っている。

バンコクで暮らしませんか?
都会に憧れませんか?

何処へ行っても愚問を投げるわたしを許してね。
彼らの答えはみんな一緒。

都会は暮らせないよ〜村がいいよ。
食べ物も新鮮で美味しいしみんなで助け合ってハッピーに暮らしてるから。(*^^*)

故郷ほど素敵な場所は無いようです。
sweet home sweet village
うらやましい限りです。



カレン布を織っていました。
「これは刺繍じゃないの?」って良く訊かれますが、刺繍ではないのです。
織物です。
東北部からラオス一帯でも柄を織り込む技法があります。
ラオス織りと云われるものですね。
ラオス織りと良く似た技法ですが、カレン布と呼ばれるカレン族の布は色鮮やかな糸で独特な文様を織り込みます。
その文様には意味があったようですが、今では技法だけが残ってその謂れを誰も知りません。
残念だけど、技法が残っているだけでも素晴らしいことですね!



布と銀細工の村で出会った女性たち。
アジア女の強さと優しさがここにもありました。

みなさん、ありがとうございます。
ダブルダブルダブル〜♡(^人^)

深く感謝と御礼を述べて再会を約束して村をあとにチェンマイへ戻る。
「いつでもココで暮らしなさいよ。アナタ向いてるから。(^^)」
ありがとうございます。
いろんな意味で向いてるのよね…田舎周り専門だからねワシってばさ。(^^;;

汗だくだくで恥をかきかき体を使って体験したこと経験したこと、
目には見えないけど形には何も残らないけどココロの奥が震えるような感覚感触、
どちらも忘れず胸に刻んで日本へ帰ります。
お茶会&お話会、いつかやりましょうかね〜と思います。
ブログはほんの一部ですものね。
小ネタ大ネタ、タイとネパールなら尽きませんよ〜♪(^^;;

ではでは、このブログを書いているのは3月14日の朝。
今夜の便でチェンマイを離れ日本へ到着するのは明日の朝。
発送した荷物が届いたら商品チェック。
@ganesha.に新着並びますよ〜!
今週の金曜日からオープンの@ganesha.で、みなさんにお会いできる日を楽しみにしています♡
ではでは、ごきげんよう(^^)