〜アジアの風にのって 素朴なぬくもり おとどけします〜

2016年3月14日月曜日

カレン族の村で その1 藍染め編

こんにちは。ガネーシャママです。
土曜日は早朝から出発して車でチェンマイを南下すること2時間半、山の中のカレン族の村々へ行ってきました。

まずは染めと織りの布の村で勉強させてもらいます。
レクチャーだけでなく染織の貴重な体験をさせていただきました。


ここの村では藍の生葉から泥藍を作ります。
藍は自生してますから…うらやましい環境ですね。
生葉をえ3~4日、山の湧き水に浸します。
水道水は無いので必然的に湧き水なのですが、仮に水道水があっても湧き水でなければダメだそうよ。
やっぱり塩素とか入ってるといかんらしいね。
浸し終わった藍は捨てるんですって。
浸した水5リットルに付き石灰の小袋を2袋入れて10分くらいかき交ぜ続けて一晩置くと上に藍色の塊が出来ます。
下の水は捨てて塊をすくうとこれが泥藍というわけです。


今回わたしは日本で柘榴で染めた時と同じダブルガーゼのサルエルパンツを持参しました。
染める前に本当はしっかり洗って一晩湧き水に浸しておくのが良いのですが、時間の都合30分ほど浸してから、いざ藍染めです!
染め液は、バナナの葉の灰と湧き水で作った灰汁と泥藍を柄杓一杯を空気を含ませて泡立たせて使い続けているものです。
蓋を取って最初にカップ一杯分をすくっておきます。
そして染め液に浸けてよく揉む。
最初は青緑色です。
いい頃合いで絞って干します。
そして染め液に最初にすくっておいたカップ一杯と柄杓一杯の泥藍を入れて、カップで上から下へ液を落とし泡が立つように交ぜておきます。
少し乾いたらまた同じ工程で染めること4回。
1回目、2回目、3回目と染めムラをチェックしながら揉み込みました。
最後に絞り終えて干す時は、どんな風合いに出来上がるかワクワク♡(*^^*)

さてさて、乾かしている間に次は手織りが待っている!

その2へつづく。