〜アジアの風にのって 素朴なぬくもり おとどけします〜

2015年10月10日土曜日

ナガ族の布

こんにちは。ガネーシャ店長です。
今日は曇り空、少し肌寒い西三河です。

少しずつ「ガネーシャ色」濃ゆくなってきた@ganesha.。
今日は懐かしい布を壁に貼ってみたよ。


お天気と照明の相性がよくないので色がイマイチ合わせられませんが、この布が貼ってなくちゃガネーシャって気がしませんね、やっぱり。^^;



ナガ族の布にナガ族の人がナガ族を刺しゅうしました。
かわいいねぇ〜^^;

「ナガ族ってなぁに?」
インド北東部とミャンマーの間に、ナガランド(現在インド東部の州)というところがあります。
そこにナガ族というモンゴロイド系の民族が住んでいます。
ナガ族のナガはタイのお寺でよく見かける蛇神ナーガとは違います。
ナガは彼らの耳飾りのことです。
ナガ族の部族は23部族といわれ、23もあると部族を収拾するのも大変で、ナガ族=首狩り族と言われるほど戦争や首狩りが絶えず行われてきました。
「・・・きました」と過去形です。
時代は21世紀ですもんね。
首狩りの習慣も部族間の戦争もありませんが、わたしが生まれた頃はまだ残っているところもあったようです。
そう、ほんの50年前まではね。
現在はインドのナガランド州に属しています。
ナガランドにはナガ族の他にも少数民族の方々がまだまだいらっしゃるのよ。
耳飾りからナガ族と呼ばれるくらいだから、彼らの装飾品は独特でお洒落で最先端にモダンです。
色鮮やかナガビーズや真鍮のオーナメントにも彼らの美意識の高さを見ることが出来ます。
首狩り族でもありますが、裸族でもありました。
裸に腰ミノをするくらい。
でも寒い時や逆にめっちゃ暑い時、彼らはボディクロスを一枚まといます。
防寒と熱射の予防ですね。
もちろん彼らのハンドメイドの織物です。
その織物は「ナガ布」と呼ばれ、テキスタイルとしてもかなりなデザイン性を帯びています。
シックでモダンで美しいのですよ!
どうしてこういう柄を織るんでしょうね?
どこかでアートを勉強したわけでもないのに素晴らしいったらないのよね♡
壁面にナガ布を貼ったついでに、少しだけ店頭に出してみました。
出したついでに上の3枚だけですが撮ってみました。




ソファにかけても、テーブルにかけても、敷物にしても、ベッドの上にかけても、目隠し代わりにちょっとかけても、和室にも洋室にも合いますねぇ〜♪
パパ@ガネーシャは、ナガ布の上でアクセサリー写真を撮ることが多いですね。
ボディクロスの用途に織ることも少なくなってきたナガ族のナガ布、でもバッグや帽子やお洋服に加工されるようになってきましたね。
最近織られるものはニーズにあった色合いで、可愛かったり明るかったりするものもあります。
でも、かれらの技術は続いていきます。
それはそれで、彼らにとっても収入を得るためには大切なことで、それが伝統工芸ならばなおさらに良いことだと、わたしは思います。

シックでモダンなナガ布、店頭にて販売しておりますよ。
どうぞご来店くださいませ。(^^ゞ
では、ごきげんよう。