〜アジアの風にのって 素朴なぬくもり おとどけします〜

2015年8月19日水曜日

過ぎゆく夏のアジアンスタイル

こんにちは。
朝の雨に洗濯意欲をなくしたガネーシャ店長です。
雨も降らんと作物も育たんけど、やっぱりお日さまが恋しいですね。
今日のBGMはビリー・ジョエルが流れております。
「おいおい、アジア雑貨屋だろ?」
いえいえ、アジア雑貨屋じゃないですよ...^^;
だって雑貨はあんまり置いてないですもん...^^;
ナチュラルでエスニックな大人のおしゃれなアジアンスタイルのお店ですから...^^;
冒頭から汗かきまくりやないの〜...^^;

「そのナチュラルで・・・なんちゃらいうのはどんなんやねん?(・o・)」

たとえばぁ、、、
どんなんか、言葉を連ねれば連ねるほど奇しさが増す気がする。。。
そんな時はGNS4だわ。

左みちこさん・右マリリン

たとえば、、、こんなんです。
左のみちこさんは、リネンのワイドパンツにリネンコットンのトップ
前足はローシルクスカーフで隠しています。
バッグは肩掛けを外せばトートバッグにもなるショルダーバッグ。
頭はジョムトンのキャップ乗せております。
長めのアクセサリーをふたつ。
わたしなら、腕にバングルもしますわね。(笑)

右のマリリンは、黒のストーンウオッシュの半袖ブラウス。
このブラウス、フロントとバックに小ワザが効いております。
パンツは短めでガウチョとクロップドの真ん中くらいの穿きやすさ。
素材はどちらもコットンですのよ。
バッグは茶系の刺し子。
頭はヘンプ編みとコットンの帽子。
アクセサリーは革紐にりんごのアイアンにエナメル加工のトップ。
りんごはタイのアーティストの作品。
トップのチャームに小さな丸タイルとオールドブラスのビーズが付いております。
わたしなら、腕に古いアゲートのブレスレットもしますわね。(笑)

在りそうで無い、そんなテイストのアイテムとコーディネート。
アジアの街角で見つけた素材と組み合わせてご紹介しております。
気になった方はどうぞご来店くださいませ。m(__)m

「おたくの服はどこ製?中国?ベトナム?インド?」
よく聞かれる質問です。
ブッブー!はずれ!
中国製は思うところあって極力避けます。
ベトナムは素材として扱います。
ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーの布(主に古布)を使ったアイテム(衣料品やバッグ)になります。
それらの素材や、タイ各地域の手織り・草木染め・少数民族布とガーゼ・コットン・麻(ヘンプ・リネン)などをチェンマイで縫製して仕上げます。
「何故にチェンマイ?」
縫製やデザインのクオリティが一番の理由ですが、わたしのような小さな小売店がオーダーするのはとてもリスクの大きいことです。
それをクリアできるのは、長い時間とお互いの信用のおかげです。
たいへんありがたいことです。
オリジナルオーダーだけではなく、気に入ったお店や気になるお店の商品を探して買い付けるのも主にタイです。
では、インドは?
インド、10年くらい前に行ってみたんです。
小売店のやる規模ではないことと、そこを押してインドに通う時間がその時のわたしには無理なのがわかったので、インドのものを入れたいときは信頼できる卸に頼もうと思います。
インドは行きませんがネパールは行きます。
ネパールでの衣料品オーダーは最近はしません。
主にヒマラヤンカルチャー・チベタンカルチャーのものを探したり、お洋服やバッグや雑貨など日本で商品として自信を持ってご紹介できるデザインや縫製のお店を探しに探して少々買い付けます。
わたしの勝手なポリシーなのですが、現地日本人のコーディネートや買い付けガイドを頼むことはしません。
「何故?どうして?」
話せば長くなるので端折りますが、(でも長くなると思います)
もともと「カレンシルバー」から始まったのがshop-ganeshaです。
カレンシルバーを探してチェンマイまで辿り着き、「カレンシルバーはどこにありますか?」と尋ねても「なに?それ?」と全く以てタイ人には認知度の低いものでした、当時はね。
「カレンシルバー」ではなく「ヒルトライブシルバー(HillTribe Silver)」でないと通じませんでした。
カレンだけじゃなくヤオもモンもアカも銀細工があることがわかり、そこからラオス・北タイ・ミャンマーと周りました。
メコン川国境のタイ側の少数民族の村でトラックに乗った軍隊だかポリスから一斉に銃口を向けられたこともあります。
死ぬかと思ったね・・・マジで。
どうやらラオスからの密入国者だと勘違いされたようです。
どんだけ現地化してたんだ・・・ってことよね。
今では滅多にお目にかからないですが、当時はオールドシルバーを探すこともできました。
そのうちわたしがオールド好きだと言うのが知られて、少数民族の古布や銀細工をその民族の人が集めてくれるようになりました。
「客観的に見ると、わたしは彼らのお宝を買い漁っている馬鹿者ではなかろうか?」
だんだん罪悪感に苛まれてそんな思いがわたしの胸を苦しめました。
そんな時にね、わざわざチェンマイまで訪ねてきてくれたヤオ族のお母さんがこう言ったのよね。
「Aiko、あなたが買ってくれるからわたしは子どもを売らずに学校へ通わせることができる。他の人達もそう。ありがたいと思っている。あなたはわたしたちから買ったものを日本の人に紹介して売ってくれる。それもありがたいと思っている。あなたはわたしたちの物を愛してくれて自分でもいつも身につけてくれる。タイに来てもいつもシルバーや布を身につけているからうれしい。」
こちらこそうれしいわぁ ヤオのお母さん・・・お役に立っていたのね。(TдT)
同じようなことをネパールのチベット人にも言われました。
もしコーディネートやガイドを頼んだら、もっと日本人にウケる商品で、もっと儲けて、もっとイージーに仕入れることができたかもしれません。
でも、わたしはやっぱり物だけじゃなくて人が好きなんだと思います。
人と人の営みから生まれた物や文化が本当に好きなんです。
わたしがこの仕事を続けている理由と自分でタイとネパールに行く理由のひとつです。

「フェアトレードは扱わないんですか?」
今までは、いわゆるフェアトレード屋さんの商品は扱ってきませんでした。
どうして?
理由はヤオ族のお母さんが言うてくれてます。
わたしの仕事がダイレクトにフェアトレードじゃないかと思います。
ではこれからは?
当初とは世界情勢もアジア諸国の経済情勢も様変わりしました。
わたしの領域では無理なこともたくさんあります。
フェアトレードというイイコトしてる気分だけじゃない世界の現状と人々のしあわせを伝えることができれば扱っていこうと思います。

あらら、結局長くなったわね、、、申し訳ないです。
ほんとはアクセサリーも載せたかったけど、これは次の記事にします。
ではでは、ひとまず、ごきげんよう。^^;