〜アジアの風にのって 素朴なぬくもり おとどけします〜

2016年4月4日月曜日

33年に一度の如意輪さん♡

こんにちは。ガネーシャママです。
昨夜からつづく雨の朝、出かけるのはよそうかと迷いながら雨の様子を見る。
午後からやむのかな?
ほいじゃ西の方からやむよね?
やっぱり今行っとかんと!
ということで遅い出発になっちゃったけど、どうしても会いたいお方に会いに行こう!
父ちゃん(旦那)とばあちゃん(旦那のお母はん)とワシの寺巡り三人組で向かった先は、近江国の石山寺。
石山寺は紫式部が源氏物語の構想を練ったとかでも有名なお寺ですね。
うんうん、僭越ながら、なんかわかる気がする〜〜〜(恐縮です...^^;)
雨上がりは山寺らしい風情としっとりした柔らかさも感じられてイイですね〜(*^^*)
瑞々しい碧々とした苔たち、枝を張る木々の先には若葉と咲きほこる花々、薄曇りの日差しは花の色もみどりもギラつくことなく本来の彩を見せてくれます。
あたたかくてやわらかな春の色、美しいですね。
雨上がりの参拝は自然からのギフトに溢れています。

桜も八分咲きで春爛漫な午後ですが、ワシは花見目的で参ったのではないのですよ。
そう、どうしても会いたいお方が今年は会ってくれるそうなのよ〜♡
誰やの、それ?
ご本尊さまの如意輪観世音菩薩さまは、33年に一度の御開帳だそうで、その33年に一度が今年巡ってきたのですよん♪
なんで33年なん?(゜o゜;
菩薩はみずからも菩提を求める者であり、衆生を導き成就させようとしてくださるそうです。
観音菩薩、普賢菩薩、弥勒菩薩、文殊菩薩、地蔵菩薩など、その功徳によっていろいろな菩薩様がおわします。
中でも観音菩薩は、人々の願い事と功徳をさらに細分化して希望者の用途に合わせて33の姿に变化するといわれています。
そう、33です。
33年に一度の理由は、この33に由来するそうです。
西国三十三所観音霊場とか、京都の三十三間堂とか、なんで33なん?の由来は観音様の33变化なんですねぇ。
一番細分化した数は33ですが、六観音、七観音、十五尊観音などなど、多種多様に種類分けされるようです。
観音様の広く普く衆生を救うという有り難さは大乗仏教、密教の中では特に重きを置かれ篤く信仰されるようです。
チベット密教のダライ・ラマ法王は観音菩薩の化身といわれますものね。
チベットの観音様はその真言である六字「ཨོཾ་མ་ཎི་པདྨེ་ཧཱུྃ(オンマニペメフム)」から六字観音というひとつのお姿で現れているのをよく見ます。
日本の密教では六道輪廻の思想に基づいて六種の観音様が六道に迷う衆生を救うという間考えから六観音がおわします。
石山寺のご本尊は秘仏如意輪観世音菩薩。(西国観音霊場の13札所)
石山寺は東寺真言宗のお寺ですから如意輪観音は真言系六観音の中の菩薩です。
六道の中でも天上界のご担当のようです。
秘仏ですから通常は拝観できないところを33年に一度の御開帳というわけです。
HPによると、「左手は膝の上で天を仰ぎ、右手は肘を曲げて蓮華の茎を持った状態で、自然石(硅灰石)の上に据えた木製の蓮華台の上に、右足を曲げ、左足を踏み下げて座る姿」です。

ワシの馴染み深い如意輪さんは手が六本で片膝立てて座ってるお姿ですが、こちらのご本尊は手が二本、足は右足は上げて左足はおろしています。
肉厚で大きくてどっしりとあたたかい印象でした。
(拝観は撮影禁止。画像はいただいたパンフレットです。)
胎内仏の観音様はまたまた古い時代のもので小さいけどしっかりした作りです。
こちらも必見ですよん!(*^^)v


ではでは、石山寺バーチャル参拝をお楽しみくださいませ。
写真はクリックすると大きく見えます。


仁王様に見守られていざ参らん。

あーっ、おおつ光ルくんだぁ〜♡

参道は桜色。
右見ても左見てもいちいち素敵やん♡

今日は裏道から本堂へ上がりましょう。
雨上がりに苔の緑がイイ感じやね〜^m^

下から見ちゃう。

表に回ると桜がきれいや〜♬

 
石段から本堂を見る。
特別拝観してますよ。

  
多宝塔へ
大日如来さんがおわします。
金網越しに目が合うよん!(^^)v

多宝塔から眺める。

 
もっと上ると瀬田川が見える。



裏から見る多宝塔(左)   本堂の屋根(右)

観音堂の瓦(左)   大黒天の門(右)

いろいろイイ感じだぁ〜♡

拝観時間は4時半までよ。
さぁ帰るかねぇ。

来年は瀬田川リバークルーズしたいもんよね〜♬(´∀`*)ウフフ
おつきあいありがとうございました。(^^ゞ

12月4日までと33年に一度の期間は長めにとってあるみたい。
機会があったら会期中にまた行きたいわぁ〜♬

では火曜日から一週間が始まります。
@ganesha.でお会いしましょう♡ごきげんよう。