〜アジアの風にのって 素朴なぬくもり おとどけします〜

2016年2月11日木曜日

タンカの世界〜チベット密教美術

こんにちは。ガネーシャ店長です。
ネパールには、タンカと呼ばれる曼荼羅画があります。
ビンズー教の世界観を表したネワール調のものもあれば、チベット密教の世界観を表したチベタン調のものも描かれます。
チベットのお正月はLosar(ロサル)と云います。
旧暦に近く今年は2月9日から新年が明けました。
中国や朝鮮半島では西暦のお正月より旧暦のお正月の方が盛大です。
今は春節、中国のお正月休みなので多くの中華系観光客が日本で爆買いしているニュースはよく見聞きしますね。
日本でも節分ー立春と、どこか季節の変わり目、時節の変わり目、自然界の流れの変わり目を感じるように太陽の光も少しずつまぶしさを増し、暦の上だけじゃない春の訪れを感じます。
やっと年が明けたねぇ〜(^^)
新年を祝う気持ちをこめて、@ganesha.にチベタンタンカを飾りました。
※画像をクリックすると大きく見えます。


すべて手描きのタンカです。

彩色は岩絵の具といわれる天然の顔料。
描かれるのは密教の世界観。
色即是空、空即是色
輪廻転生、慈愛と平安
鮮やかな色彩
色の濃淡
心を静め研ぎ澄まして描く細密画は、美術品として世界中に愛好家がいます。

(画像は一枚の画のほんの一部分です)



ほんとは全部飾りたいけど、スペースもないし宗教色が濃くなるのもアヤシイ感じがするので控えめに3枚飾りました。
よくあるポスターや印刷のタンカじゃないですよ〜(笑)
本物の美術品をご覧になっていただきたく思います。
どうぞお立ち寄りくださいませ。m(__)m

アジアに限らずこの地球には、素敵なモノがたくさんあります。
人が関わる素敵なモノは、やはりその土地や民族の暮らしの中で育まれ大切にされた信仰心、宗教観、世界観があります。
少数民族の人たちの織り物の中にも暮らしの知恵があり、見事に施した刺繍や装飾品には自然崇拝(アニミズム)への信仰心が映し出されています。
人が寄り添い集まって共同生活を行うためには、目に見えない大いなる力への畏敬は必要だったのかもしれません。
彼らが作り出す民芸品、装飾品、工芸品は、暮らしの中に欠かせないものです。
チベット系民族の人たちは、チベットタンカを今でも家に飾ります。
彼らの生きる為の智慧は、彼らの生活には必要不可欠な大切なものです。
「アジアの素敵」は日々の生活に密着した奥深い愛情を感じるものがたくさんあります。
わたしたちはそれらを「素朴なぬくもり」に感じるのかもしれませんね。


昨日の寒さはどこへやら…ピカピカあたたかい2月11日、今日は建国記念日でしたね。
建国っていつのことよ?
初代天皇であられます神武天皇が即位した日で、それは紀元前660年の1月1日(旧暦)のことです。
日本の年号は、ほとんどが西暦と和暦(元号)で表示します。
今年は西暦2016年、元号で平成28年。
公文書もそれで通用するのですが、もうひとつ日本には皇紀という数え方があります。
建国の日から数えると、今年は皇紀2676年ですね。
神社に行くとよく見かける年号ですが、逆に神社皇室関係にしか使われていないのかもしれませんね。
ワシが仕事でお世話になってるタイではタイ仏暦年号も普通に使ってい
ます。
西暦に543を足すので今年はタイ暦2559年。
ネパールではビクラム暦も使われています。
またビクラム暦とは別にネパール暦というのもあります。
これは新年が秋にくる太陰暦で主にネワール族の間で使われるものです。
首都カトマンズはネワール族が多いので見聞きすることがあります。
ワシは皇紀以前の神話の世界観も好きです。
アジアの素敵は身近なところにもありますよ。
I love Asia♡いつもぼっさり店番のママ@ガネーシャです。

では今日はこのへんで。
ごきげんよう。