〜アジアの風にのって 素朴なぬくもり おとどけします〜

2015年12月10日木曜日

上品セレクト長財布~ヤオ布&レザー

こんにちは。ガネーシャ店長です。
火曜水曜は青空でお天気よかったのに今日は朝からどん曇り。
天気予報も夕方から雨模様だそうです。
濡れちゃう前に看板軒下に入れとかなくちゃね。

12月も3分の1が過ぎちゃいましたね。
新年に向けてお財布を新調する人もいらっしゃることでしょう。
みなさんはどんなお財布使っていらっしゃるのかしら?
ヴィトン?グッチ?コーチ?プラダ?
珍しくサラッと出ましたね、ブランド名。
お客さまの中でもブランド財布をお使いの方はわりと多いんです。
さすが名古屋近辺、土地柄でしょうかねぇ...^^;
@ganesha.にも少しですがお財布を置いています。
ブランドは無いですけど、アジアつうの人なら有名なあそこの商品です。
革作りで丁寧な縫製なのでアジア雑貨屋に置くにはちょっとお高いですが、機能的でしっかりした作りなので、長く使えてファンの人はとても多いですね。

※写真をクリックすると大きく見えます。

上品セレクト長財布~ヤオ布&レザー
手前から D / E /F


布は緻密なクロスステッチのヤオ族。
革はDとFがダークブラウンで濃い茶色、Eは布の色目に合わせてダークブルーで濃紺です。
「渋いけどグッとくるぜ〜♡」そんなコンビネーションでセレクトしました。
違いのわかるアジアンマダムによくお似合いだと思います。
ファスナーを開けると真ん中に小銭入れを挟んで三仕切りになります。
片側はカード入れが6枚分とお札入れ。
もう一方はお札入れがニ仕切りに。
何から何まで至れり尽くせりでありがとうって感じよね。


Dの刺繍の色合いはグリーン系
革はダークブラウン

Eの刺繍の色合いはブルー系
革はダークブルー

F刺繍の色合いはライトブラウン系
革はダークブラウン

丁寧な縫製でファスナーはYKK、取手も革付きで使いやすいのです。

ヤオ族の刺繍には、実はひとつひとつ意味があるってご存知でしたか?
「星」とか「虎の足跡」とか「アニスの種」とか名詞に相当する柄が多いですが、中には「もうたくさん」とか感情を表す図柄もあるんですよ。
ヤオ族は美人が多くて有名だったりします。
確かにアジアンビューテイーな女性は多い。
もう10年以上前になりますが、北タイのヤオ族の村を訪ねたことがあります。
ヤオ族の民族衣装の刺繍ビッシリのパンツに赤いフサフサが襟に付いたガウンのような上着を腰紐でグッと縛って、頭にも刺繍の入ったターバンをまだ村のみんなが普通に着ていた頃です。
刺繍同様に銀細工も手の込んだモチーフや刻印で、バングルやネックレスやリングやがっつりイヤリングも普通にしていた頃が今はとても懐かしいです。
現在進行形の美人もいれば、昔はきっと美人だったと偲ばれる年齢が刻まれた素敵な女性も、濃紺の布にチクチクと緻密な刺繍をする姿、とても素敵でした。
11月にチェンマイにできた民族農業村バーン・トン・ルアンに行ってみました。
愛知の人ならわかると思いますが、山の中に昔の生活を模した民族版リトルワールドみたいな感じです。
そこにいる人は、日中は民族衣装でデモンストレーションしていますが、それでも懐かしさで胸がいっぱいになりました。




おばあちゃんたちのヤオ族パンツ、かなり擦れていい感じでした。


日本人は、素敵なモノを目にすると「かわいい〜♡」と言います。
「kawaii」は、いまどき英語でも通じますよ。
プリティとかキュートとかのカワイイじゃなくて、ビューティフルやアメイジングな時に日本人女性は年齢に関係なく「かわいいねぇ〜(*^^*)」と言うのが国際的な認識ですね。
わたしもすぐに「かわいい〜♡(*^^*)」と発してしまいます。
銀細工や刺繍などの手仕事を見た時はめっちゃ言ってると思います。
モン族の刺繍は「かわいい〜♡」と言います。
アカ族の刺繍も「かわいい〜♡」と言います。
カレン族の織物も「かわいい〜♡」と言います。
でも、唯一ヤオ族だけは「かわいい〜♡」って言いません。
「スワーイ!スワイ、スワイ、スワイ マーク マーク♡」と言いますが、訳すと
「綺麗!美しい!素敵!素晴らしい すごい すごい♡」と言ってます。
「かわいい〜♡」も、もちろん「綺麗!美しい!素敵!素晴らしい!」を含んでいるんですが、なんでしょうね、桁外れにスゴイんです。
他の民族の手仕事でも最近めっきりお目にかかれないようなオリジナルのオールドに出会った時や、タイの村で完全手仕事の織物や手工芸品に出会った時は「スワーイ!・・・」の方を言います。
普通に「かわいい〜♡」のもそりゃかなりな上級の見事さですが、それ以上に圧倒されるものには「かわいい〜♡」では弱すぎるのかもしれませんね。
そして「スワーイ!・・・」の方に共通して持ちあわせているのは、凛とした品です。
ヤオ族の手仕事には独特な品があるんです。
素晴らしい手仕事、次の時代にも残して伝えていってほしいと願わずにはいられないガネーシャ店長です。(^^ゞ

では、次は二つ折り財布にまいりましょうかね。
雨も降ってきました。
ひとまずここで、ごきげんよう。