〜アジアの風にのって 素朴なぬくもり おとどけします〜

2015年11月22日日曜日

ネパールレポート2015秋〜序章

こんにちは。ママ@ガネーシャです。
昨夜は久しぶりのレイトショー。
鑑賞した映画は「エベレスト 3D」http://everestmovie.jp
ネパールでも話題になってたのよね。
「エベレスト、観た?」って。
帰国したら観なくちゃと思ってたんです。
3Dって、やっぱ臨場感あるわね〜
ネタばらしちゃいけないと思うのでほどほどにしとくけど、
山 ナメちゃいけねぇー!!(-_-;)
ひとりの登頂への情熱?(ワシにはエゴとしか思えなんだがの。。。)と
ちょっとした同情というかお情けが、多くの犠牲を出してしまう結果になる。
この状況って山とかアドベンチャーにかかわらず、日常の些細な事にも当てはまったりするわね。。。
「こうだったらいいのに・・・」
「ああできたらもっと便利なのに・・・」
先人のそういう願いからたくさんの科学技術や発明が生まれて、21世紀の便利な世の中がある。
便利になると更に欲深く望みを叶えたく思うのも世の常で、
「こうしたら儲かるんじゃないの・・・」
「絶対やりたい、だって金払ってんじゃん・・・」
「わたしだって・・・」
「オレだって・・・」
人間て、賢そうで愚かだわ。
過酷な大自然は容赦ない。
昨今は山ガール以降、ちょっとしたトレッキングや登山やアウトドア志向が中高年の間でもブームやけど、山ナメちゃいけねぇ〜だよ。
ほどほどにお楽しみくださいませ。

登山隊は空路でネパールに入る。
首都カトマンズにあるトリブヴァン国際空港の映像は、今のトリブヴァンじゃなくて王制の頃の様子だった。
再現したんだねぇ〜映画は1996年の話だからね。
ワシはなんだかんだと2003年から毎年のようにネパール行ってますが、そうそう、ちょっと前までいっぱいいたよ〜客引きが!^^;
今は全然いないのよ。
共和国になってから客引きは立ち入り禁止になってるのよ。
ネパールは以前「ネパール王国」でしたが、2008年に「ネパール連邦民主共和国」となりました。
今は共和国制です。いちおうね。。。
昨年結婚式で行った時は、入国審査はどこに並んで金払えばよいのやら・・・どこでパスポート受け取ればよいのやら・・・と毎度のゴチャゴチャ状態だったけど、今回行ってみて一番びっくりしたのは、イミグレーションのカウンターが整然と並んでいたこと。
オンアライバルは25ドル払うけど、支払いカウンターも別になっていたこと。
スッキリしててびっくりしたわぁ〜〜〜〜!!(@@)

映画の中の登山隊はバスに揺られて、まずは街の宿へ向かう。
タメルだ〜!
タメルチョークからちょいと行った所じゃ〜ん!
看板見ただけでどこの角だかどこの通りだかわかる。
あの黄色いローカルバス、今回ワシも乗ったわぁ。
ここはCGじゃなくて撮影隊が行ったんだなぁ〜って別の見方をしてしまう。
記憶がまだまだ新しいからね。

登山隊は国内線(といってもセスナみたいな小さい機体)で、ルクラ空港へ。
今はテンジン・ヒラリー空港という。
1953年にエベレスト初登頂を果たしたテンジン・ノルゲイとエドモンド・ヒラリー。
ルクラ空港の建設にも尽力されたお二人が由来の空港名。
でも、ルクラの方が馴染み深いのでルクラと言わせてくださいね。
ルクラ空港は世界一危険といわれています。
ヒマラヤ山脈の谷間にありますが、谷間といっても標高は2800メートル。
大気密度低く、山の変わりやすい天候、そして滑走路はわずか460メートルしかない。
その短く傾斜した滑走路は世界の最も過激な空港ランキングにも堂々のランク1位だそうよ。(@@)

登山隊はルクラからベースキャンプに向かう。
タルチョがかかった吊橋や石積み、麓の村人たちの馴染み深い顔立ち。
ここからはインドちっくなヒンズー教のネパール、ネワリ族の文化ではなく、シェルパ族チベット族のチベット密教エリアになるの。
余談だけどブータンも一緒やね。
チベット密教のお坊さんたちに登山の無事をチベ式で加持祈祷してもらう映像もある。
ヒンズーの神々の棲む山々は、高度4000メートルを超える過酷なエリアで暮らすチベットの人たちにとっても神聖な場所です。
大自然の中で秩序を保って生きる知恵は仏の世界から授かった智慧でもあるのよね。
前にも書いたけど、ワシの面相はチベットの人に酷似しているらしい。
ネパールでボサッとしてると「いつラサから来たの〜?」と親戚筋の誰かと間違われて声をかけられることもしばしばだったりする。
ラサ、行ったことないんだけどなぁ。。。^^;
行ったことない土地と日本にいたら縁もゆかりもない人たちだけど、心のどこかで思い浮かぶ原風景と親しみ深く感じるのは、もしかしたら流れる血潮のどこかにヒマラヤがあるのかもしれないと常々感じるワシです。

では、ネパールレポート2015秋序章はここまで。
つづきます。